理事長・学校長挨拶

学校法人エスイー学園 理事長 川名政幸

本校は、1988年、高度情報化社会の急速な発展と技術革新の中、優れた情報技術者の育成を目標に開校いたしました。そして、情報技術は確実に進歩し、或る特定の業界に限られた技術ではなくなりました。もはやそれなくしては社会全体が成り立たない情報化時代の到来となって久しい状況です。日常の生活インフラとなった情報技術の基礎を身につけることは、「出来て当たり前」の位置付けになってきています。

だからこそ、そうした技術を支える高度な技術者は、これまで以上に社会のあらゆる分野で求められてきています。単に情報や技術を扱えるだけではなく、如何に様々な分野で有効に活用するか、そしてこれからの社会を如何に充実させたものに変えていくか等により高度な分析能力・洞察力・課題解決能力が問われています。

本校は(1)技術習得のための諸設備充実(2)社会情勢を敏感に捉えられる教師陣の配置(3)時代に合致するカリキュラムの編成・改善に一貫して取り組んで参りました。

本校が目指す人材像は、地域社会に信頼され、貢献できる技術者、より業種・職種に特化した技術者の育成のみならず、変化や失敗を恐れず、何事にも積極的かつ前向きに取り組むことができる技術者、仲間とともに成長し、周りに貢献し、感謝され、さらに貢献する好循環を生み出せる人間を育てること、これを理念として学校運営に邁進いたします。

学校法人エスイー学園 理事長
阿部 栄一

セイコーエプソン株式会社 執行役員)
エプソン情報科学専門学校 学校長 上島清文

1980年代以降から、あらゆる情報技術が急速に発展し、社会や我々の生活に劇的な変化をもたらしています。本校はこうした当時の社会情勢を踏まえ、さらに今世紀の高度情報化社会の到来を予見して創立開校された専門学校です。開校からこれまでの30年、情報技術者の育成、ならびに地域社会に貢献しその負託に応えることのできる専門性の高い技術者を輩出し今日に至っております。

さて、「情報」という言葉は、本来的にはより広い意味を持っています。私たちが見聞きするいわゆる五感もそうですし、そこから表出する感情も情報です。ですから常に多くの情報と関わって生きているわけですが、あくまで主体は我々人間です。近年この人間性喪失が原因で、情報化社会に新たな問題が生じていることも事実です。開校以来、本校では一貫して「三心・三共・三学」を教育理念に据え、まず人間性、人間力の向上に努めています。人材育成カリキュラムを展開し人間基礎力の安定を図ったうえで、プロフェッショナルな情報技術者の養成を目指してきております。

さあ、情報科学を学びたいとお考えのみなさん、私たちとともに学びましょう。毛利元就の「三本の矢」の逸話の如く、三心、三共、三学を束ねたより豊かな人間力と、学びによって培う知識・技術力、さらには将来にわたって社会、地域に還元できる他者への貢献力の「三力の矢」を束ね持った社会人を目指そうではありませんか。

エプソン情報科学専門学校 学校長
小林 敏一