情報電子機械科 2年制

ものづくりを学び、ロボットとして技術統合する技術者を目指す!

情報・電子の基礎から始まり、組込みシステム・通信・シーケンス制御を学びます。また、製図、機械系3次元CADの基本操作・機械設計・加工技術を学び、工業製品や、福祉・介護をはじめとする人と関わるロボット等の開発・改良が出来るエンジニアを目指します。

就職実績・資格

狙える資格

  • エンベデッドシステムスペシャリスト(国家資格)
  • 電気通信工事担任者 AI・DD総合種、DD1種(国家資格)
  • ディジタル技術検定(2級・3級)
  • CAD利用技術者試験(2級)
  • 3次元CAD利用技術者試験 他

目指す職種・業種

  • 組込みソフトウェアプログラマ
  • 組込みシステム開発職種
  • 電子回路設計・開発・製造職種
  • 装置系生産技術者
  • 精密機器設計・技術、製造 他

就職実績

  • セイコーエプソン株式会社
  • 山洋電気株式会社
  • 株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー
  • 株式会社ダイヤ精機製作所
  • 富士電機株式会社 他

この学科で学ぶこと

情報電子機械科カリキュラム模式図
電気・電子の基礎からはじめ、組込みシステム、Windows/マイコンの各プログラミング、通信、シーケンス制御、画像認識といったロボットの各要素技術を横断的に学びとります。

電子回路素子の基本動作、使用方法について実習しながら基礎を学びます。また、マイクロコンピュータ(マイコン)の基本構成、動作原理について理解し、C言語で自在に回路を制御できるようにします。その上でWindowsのプログラミング技法 (C#)を学び、PCで組込みシステムやロボットを自在にコントロールできるようにしましょう。

この他、実際に生産現場で活用されているシーケンサ(PLC)を用いて、制御実習を行います。ラダー図の読み方、制御手順を学びます。ロボットを含む生産機械を手掛けるための基本をしっかり学びましょう。

製図力、機械系3次元CAD、加工技術の基礎を学び、セイコーエプソン株式会社と連携した講義・演習を実施します。

製造現場では図面が根強く活用されています。本学科では、図面を読む力、描く力を養います。

加工や測定方法を理解した上で、機械系3次元CADの操作を学びます。機械のイメージを描ける技術者を目指しましょう。

セイコーエプソン株式会社本社にて、社員実習指導員による加工研修にも参加し、仕事をする姿勢について学びます。

これらの技術を融合し、ソフト・ハード両面からの開発技術を身につけることができます。

電子系が分かる機械技術者、機械系が分かる電子系技術者、さらにプログラムも判る技術者は、製造業で人気の的間違いなしです。幅広い分野に触れますが、その中から自分の得意とする領域を作り、関連知識も判るお役立ち技術者を目指しましょう。

「工事担任者」全資格基礎科目免除

本校唯一、電気通信国家試験「工事担任者」基礎科目免除の学科(ランクA)です。

トピックス

情報電子機械科の半数が最上位国家資格に合格!

情報電子機械科の半数が最上位国家資格に合格!

合格に沸く後期難関国家資格(情報通信ネットワークエンジニア分野)合格者。
2019年度の情報電子機械科の奨励金は、総額165万円でした!

国家資格総務省工事担任者AI・DD総合種(奨励金10万円)に学科の半数が合格し、合格率も84.6%を達成しました。全国合格率21.8%を大きく上回る快挙です。

情報電子機械科カリキュラムを履修すると、総務省から基礎科目が免除されます。情報通信ネットワーク分野最難関の国家資格を取得し、就職活動や就職したその先において大きな強みとしました。

ディジタル技術検定で文部科学大臣賞を受賞

特報 文部科学大臣賞受賞

専門学校や大学、企業の中で全国トップの成績を修めたとして「文部科学大臣賞」を受賞しました。平成24年度も同様の表彰を頂いておりますので、学生達の頑張りが全国的に継続して評価されています。

技術セミナーで講演を行いました

技術セミナー講演画像

ロボット製作部が試作した車いすロボットの取り組みについて、下諏訪商工会議所で開催の技術セミナーにて、講演を実施しました。この車いすロボットは、筋肉の動きによる電気信号や、顔の表情・動きを感知して動くロボットです。

主な授業内容・特長

回路理論/回路演習

座学と実習を併用して、電気磁気、直流回路、交流回路の基礎について学びます。また、コンピュータを用いて電子回路設計を行う技法について学びます。

C言語プログラミング・組込みシステム

ロボット、電子機器等の組込みシステム全般を自在に操れるために必要な、マイクロコンピュータの基礎、プログラミング技術(Windows等を含む)を体系的に学びます。

コンピュータアーキテクチャ・通信工学

パソコン組立て演習を行いながらコンピュータシステムについての理解を深めます。LAN通信技術を体系的に学び、サーバの構築、運用、セキュリティ技術などを実習しながら学びます。

製図基礎・機械CAD演習・機械工学

製図力を身に付けます。工業製図の読図、描画、3次元CADソフトの操作、機構設計、金属加工技能について学びます。

シーケンス制御

生産機械制御に欠かせないシーケンス制御装置(PLC)の基本を学びます。また動作実現のための、ラダープログラミングの基本を学びます。配線作業を通して、電装の基礎知識も学び取ります。

メカトロニクス商品化演習・卒業研究

2年前期は商品開発の基本プロセスを体験的に学びます。2年後期では前期までに学習したことをベースに、自らテーマを課題設定し研究に取り組みます。
情報電子機械科授業風景01
情報電子機械科授業風景02
情報電子機械科授業風景03
情報電子機械科授業風景04

先輩の声

待井 遥輝さん

モノづくりを通じ「できない」が「できた」に変わる瞬間は最高です

情報電子機械科では、プログラミング、電子回路/機械設計製作、シーケンス制御などのものづくりやネットワーク通信技術について幅広く学びます。実験機材が豊富にあり、回路製作やプログラミング、通信の仕組みなど座学では理解しにくい内容も各自で考え操作できる実習の時間が多い本学科だからこそより深い理解を得ることができます。

初心者の方は、回路やプログラミングなどと聞くと「難しそうだな」と壁を作ってしまうかもしれません。私も普通科高校出身で、専門知識はほとんどありませんでした。しかし、基礎からわかるまで丁寧に教えてもらえるため、着実に基礎力を高めることができ、今ではマイコンの制御や、実用的な回路も製作できるようになりました。

物を製作していく過程では、成功よりも失敗のほうが多くの「わからない」が出てきます。その中で何度も試行錯誤を重ね、それまでの「わからない」が「わかる」に変わった瞬間に感じる達成感は言葉に表すことのできないモノづくりの醍醐味だと感じています。

モノづくりに興味のある皆さん、ぜひ私たちと一緒に学びませんか?

待井 遥輝さん

学科の先生から

モノづくりの基礎を学び、あらゆる分野で活躍できる技術者を目指そう

電子回路、シーケンス制御、情報通信ネットワーク、プログラミング技術分野の基礎を、座学や実習を併用してバランスよく学びとります。ディジタル技術検定では、全国トップクラスの成績が高く評価され、文部科学大臣賞を (2013年、2020年) 受賞しました。さらに、本学科で履修すると、総務省 電気通信工事担任者総合種の基礎科目が免除されるため、数多くの2年次生が、最難関の国家資格を取得し、就職活動や就職したその先において大きな強みとしています。機械分野では、金属加工や製図、3次元CADの基本操作について学んでおり、これらの知識・技術を融合させ、アイディアを創出する喜び、従来手法を越える新たな工学的解を生み出せる楽しさを味わって頂きたいと考えております。

山本 先生
山本 先生

オープンキャンパス開催!!

OPEN CAMPUS

Webだけでは分からない、本校のことがよくわかる「オープンキャンパス」を開催します。学校・カリキュラム説明、学内施設の見学を実施します。午後には、学科別体験教室を開催します。定員数に限りがありますので、事前のご予約をお願いします。皆さんのお越しをお待ちしています。

午後の体験教室では、電子回路実習やプログラミング体験、機械CAD体験を主に開催しています。学科の先生と学生スタッフが分かりやすく楽しく教えますので、初心者の方でも安心です!お気軽にご参加下さい!